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リノベーションマニュアル

最強のリノベマニュアル① STEP1〜3<希望の集約〜中古物件探し>

-STEP2-  リノベーションの施工会社を選ぶ


リノベーションマニュアル。最強のリノベマニュアル。リノベーションの手順を紹介します。中古住宅を買ってリノベーション。

 購入代金の決済が終わり、物件が引き渡されるまでの間も、施工会社とは細かな打ち合わせを重ねることになるでしょう。
手に入れた物件の可能性と制約条件、当初に抱いた希望、予算範囲、そして施工会社の提案をよく検討して、リノベーションの最終プランと工事金額を確定します。いよいよ大詰めです。

物件の購入前に

 プランと工事金額に納得できたら施工会社と工事請負契約を交わします。
工事規模によりますが、工期は1?2か月程度が目安。施工会社が作成する工程表を手元に置き、スケジュールを把握します。現場での相談や調整が必要なことが生じるかもしれません。節目となる工事の時期をおおよそ頭に入れておきましょう。
 リノベーションを決意したら、早めに施工会社を選びましょう。どれだけ早めがいいか?  中古物件の購入前でもOKです。いや、むしろ購入前がベターです。物件購入の前にリノベーションの施工会社を決めるなんて、順序が逆に思えるかもしれませんが、大きな理由があるのです。それは、まず、お金に関わることです。
 リノベーションの予算は「物件価格」+「(見積り)工事金額」ですが、工事金額の見積りを出してもらうには時間がかかります。物件購入だけなら、気に入ったものが見つかれば、1週間ほどで契約することができます。
 一方、リノベーションは、大まかなプランづくりと見積りだけでも1?2か月は、かかります。すると、物件を買ったはよいが、工事にかかれず、タイムラグが生じるわけです。

同時にプランづくり

 リノベーション工事の見積りができるまで、希望の物件を押さえておくことは難しいかもしれません。また、見積りの結果、予算が大幅オーバーとなった場合、物件探しも振り出しに戻ることになりかねません。
 では、どうしたらよいでしょうか。
 物件探しと並行してリノベーションの大まかなプランづくりを進めておけば、このタイムラグを避けることができます。
 リノベーションを多く手掛けてきた施工会社なら、参考になるプランや施工例を豊富に持っているはず。求める中古物件は戸建てかマンションか、どんな間取りが希望か、内装仕様はどんなイメージか、取り入れたい設備機器は何か――。こうしたリノベーションのポイントが分かれば、工事の大枠も決まり、概算見積りを比較的スムーズに出すことができるでしょう。
 一緒にリノベーションに取り組むパートナー=施工会社を早めに選ぶべきなのは、こうした理由からです。

二重払いの期間を短く

 住宅ローンを組んで物件購入した場合、代金の決済が終わるとローンの支払いが始まります。賃貸住宅から自分でリノベーションした住まいに住み替えるまでは、やむなく家賃とローンの二重払いをすることになりますが、その期間を極力短くしたいはずです。
 物件を購入しても、施工会社が決まっていなければ、リノベーション工事に着手できません。たとえ施工会社が決まっていても、プランが確定していなければ、やはり着工できません。これでは家賃とローンの二重払いの期間が無駄に長くなってしまいます。
 購入後、間を置かずに着工できるようにするには、やはり、早めに施工会社を決めてプランづくりを進めておくことです。

好みの施工例があるか

 では、どんな施工会社を選んだらよいでしょうか。不動産の知識や現地調査(中古物件の床、壁、天井などの状態を確認する)の能力は、基本中の基本です。そのうえで、設計力や提案力、工事価格を分かりやすく提示するなどの安心感、またマンションのリノベーションなら管理組合員や管理人とのコミュニケーション力も外せないポイントでしょう。
 リフォーム雑誌などで自分の趣味や好みに合ったリノベーションの施工例を見つけたら、その会社に相談に出かけてみましょう。他の施工例も見せてもらい、右に述べた物件購入までの対応を尋ねてみましょう。これだけでも、自分とその会社との相性が、かなり確かめられるはずです。
 プランづくりから物件の引き渡しまで、新築と変わらないくらいの長丁場になる場合もあります。気持ちよく付き合える施工会社を選んでください。

-STEP3-  中古物件を探す

工事内容も伝える


リノベーションマニュアル。最強のリノベマニュアル。リノベーションの手順を紹介します。中古住宅を買ってリノベーション。

 戸建てでもマンションでも、中古物件を探す際は「リノベーション可能な物件」という条件をはっきり伝えて、複数の不動産仲介業者に依頼します。
 リノベーションは既によく知られた言葉ですが、人によっては、リフォームと同様に考えている場合もあります。リフォームは可能でも、リノベーションは難しい物件を紹介されても困ります。「大幅な間取り変更をする」「水回りの位置を移す」など、想定する工事内容をいっしょに伝えておくと誤解の余地がなくなり、安心です。
 あらかじめ施工会社を決めておくと、その会社にもリノベーション向きの物件情報が入ってくることがよくあります。条件にあう中古住宅を早く見つけることができるかもしれません。

>>>最強のリノベマニュアル② STEP4〜はコチラをクリック


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