リノベーションマニュアル
最強のリノベマニュアル② STEP4〜7<内覧同行〜契約>
中古物件の候補が決まったら
家族の希望を話し合い、施工会社を決め、中古物件候補を決めたら…
いよいよ内覧です!ここからは、さらにプロの力を借りて、リノベーションを進めて行きましょう!
>>>最強のリノベマニュアル① STEP1〜3はコチラをクリック
-STEP4- 内覧に同行してもらう
物件選びの強い味方
中古住宅の質の見極めは、買い手次第。仲介業者などのアドバイスを借りながらも、間違いない物件選びをするためには、やはり住宅の構造や法規などに関する一定の知識が必要です。
こんなとき、あらかじめ信頼できる施工会社を決めておくと、助かります。物件の内覧に同行してもらえるからです。
候補が絞られた段階で
プランづくりを先に進めるには、実際の建物を見て、前もって物件の利点や制約を知ることが必須ですから、たいていの施工会社は内覧に同行してくれます。「この壁は抜けるか」「天井高はもっと上げられるか」など、物件を入念にチェックすることで、施主の希望するリノベーションが可能かどうか判断してくれます。
リノベーションの施工会社は、条件に合致する物件を探し当てる強い味方になります。遅くとも、購入したい中古物件の候補が絞られてきた段階で、内覧に同行してもらう施工会社を決ておきましょう。
物件選びのポイント
既存不適格…古い物件の中には現在の法律に照らすと違反になる住宅があります。リノベーションの際は、現行の法規に適合するよう条件がつくのが一般的です。場合によっては増築が認められないばかりか、現状よりも狭い家になることがあります。
耐震性…1981年の新耐震基準を満たした建物が安心です。ただし、旧基準の物件が地震に弱いとも一概に言えません。耐震性は、ある程度、図面で判断できますから、購入を検討するのなら、建築士に依頼して調査してもらってもよいでしょう。戸建て住宅の場合は、リノベーションの際に耐震工事も可能です。
バリアフリー…中古物件はバリアフリー仕様でないこともしばしば。床のバリアフリー化は後からでも可能なので、当面必要がなければ、バリアフリーにこだわらないことです。
メンテナンス…戸建て住宅では基礎や柱などの構造面の不安を解消しましょう。屋根や外壁などの維持補修工事の履歴がわかると、リノベーションの際にメンテナンスも必要かどうかの判断材料となります。マンションでは長期修繕計画の施行や予定をチェック。定期的な補修がおろそかだと、管理組合が機能していないかもしれず、トラブル発生の心配があります。
部屋の汚さ…部屋のクリーニングがされず、汚いままになっている物件があります。しかし、リノベーションが前提ですから、これは過度に気にしないこと。あくまでも立地・空間・価格での判断が大切です。汚さを敬遠するあまり、その物件の長所を見過ごさないようにしましょう。