1. HOME
  2. リフォーム・リノベーションを知る
  3. リフォームお役立ち情報
  4. リフォームマニュアル

リフォームマニュアル

失敗しないリフォームの進め方


新築の時には綺麗で快適だった我が家も、経年とともにあちらこちらに不備が出てきて、遅かれ早かれメンテナンスが必要となります。リフォームを決めたきっかけを取材データから見てみると、“古くなったキッチンやお風呂などの住宅設備の入れ替えのため”、“寒さや雪問題の解決のため”という生活に直結する不便や不満から行動を起こすケースと、“新築の時には小さかった子供も大きくなり独立して家を出てしまった” 、“ 親が年老いて介護が必要になった”など、家族構成や生活スタイルに変化が生じたタイミングで、大規模なリフォームに踏み切るケースが多くなっています。
「うちは古い家だから直すにも限界が・・・」とあきらめていませんか?ちょっと待って、リフォームで新築と変わらない性能を実現できるほどリフォームの技術は進化しているのです。長年暮らしてきた愛着のある我が家、壊してしまう前に、建て替えを決める前に、リフォームを検討してみましょう。家の状態を見てもらってから決めても決して遅くはないですよ。

リフォームしようと思ったら
何から始めればいいのか、
8段階に分けて順を追ってご紹介します。
「やろう!」と決めた日が
記念すべき第一歩です。

STEP1 現状をまとめよう


「不便なこと、困っていること」&
「したいこと」を書きだそう


まとめる時は家族と個人に分けて書き出しましょう。例えば、お風呂が寒い、トイレが使いづらいなどは家族共通の悩みとしてまとめます。また、家族が多い場合はそれぞれの生活時間もまとめておくといいですね。お父さんのイビキがうるさい・・・なんてことも書き留めておきましょうか。「したいこと」は、これは出来ないだろうな、これって難しそうだなということは考えずに「こうなればいいな、こんなふうにしたいな」という想いをまとめればOK!



もう少し暮らしのイメージを固めるための時間を楽しもう!情報社会の現代では様々な方法でたくさんのことを知ることができます。雑誌、WEB、SNSなど探そうと思えば何でもあるある!ここでは、それぞれの長所をご紹介!



STEP2 予算を決めよう


我が家の財布事情と向き合おう!
ローンを組むなら何年間がいいのか・・・。
へそくりを使うのは今なのか!?


現金だといくらまで、ローンを組むならどれくらいまでと、大まかな予算は決めましょう。一般的にローンの支払いは世帯収入の25%程度と言われていますが、生活に支障が出ないことが大前提。子供の進学やご主人の定年、保険の満期や家のローンの完済など、この機会に我が家の“ライフイベント=お金のスケジュール”をまとめてみることをおススメします。



STEP3 施工会社を調べて相談


希望や予算がだいたい決まったら、
電話やメール、訪問などで
まずは、気になる3社に相談してみよう。



STEP4 現地調査~見積り


恥ずかしいから綺麗にしなきゃ…。
ちょっと待って!それNG!
「片付けないでいつものまま」が大切です。


相談してみて気に入った会社に現地調査をしてもらいます。お願いするのは2~3社がおススメ。現地調査では、リフォームを考えている箇所を一緒に確認し、事前準備で書き出した“不満と希望まとめ”をもとに打ち合わせを進めます。書き漏れや、新たに気づいたことなどもこのタイミングで伝えましょう。後日、担当者からリフォームプランと見積りが届くのを、楽しみに待ちましょう。



憧れの無垢のフローリング、思ったよりも高い。
欲しかったアイランドキッチン、
毎日綺麗にできるかしら。
プランと見積りが出たら、
さぁここからもうひと仕事です。


あきらめて後悔するのは嫌、でも予算が足りない・・・。みなさん同じですその悩み。例えば、フローリング。施工後にやっぱりあの無垢材がよかったと思っても張り替えるのには結構な費用がかかります。2階の洋室に壁一面のクローゼット。ここは、あとでも造作可能です。いまはここまで、ここは今度というように予算とのバランスを見て、優先順位を決め、段階的に進めるやり方があることも視野に入れておくといいですよ。また、来客のたびに溜まった食器を隠して片付けて・・・。アイランドキッチンにしたことで今までよりも気を使ってストレスが・・・なんて事にならないように自分に合ったプランかどうかをじっくりと検討しましょう。



STEP5 依頼先を決めよう!


施工会社選びは、 リフォーム成功のいちばん大切なポイント!


施工会社から提案されたプランと見積りから1社に絞って工事を依頼しましょう。プランに現場調査の時に話したことが反映されているか、見積りに納得感があるか、そして信頼できそうか、などをベースに絞り込むといいでしょう。リフォームでは、新築よりも担当者との相性が大切だと言われています。それは、片づけが苦手なこと、お掃除が好きではないこと、忙しくてお料理もあまりできないことなど、ありのまま普段の暮らしぶりを話せることが、快適な暮らしを実現するために大切なことだからです。


施工会社はあなたの悩みを一緒に解決してくれる大切な家づくりのパートナーです。話しやすいな!フィーリングが合うな!と感じる担当者に出会ことができれば、もうリフォームの成功は見えてきたも同然です。


STEP6 契約


依頼先もプランも決まった!
フォームを依頼するための契約業務
しっかりと理解して契約しよう。

契約後の変更は、工事費の増加や工期の延長につながることもあるので、契約書類はよく確認してから契約を結びます。口約束で工事を進めて後でトラブルになることを防ぐためにも小さな工事だからと面倒がらずに、必ず契約書を交わしましょう。



STEP7 着工(工事スタート)


近隣への配慮を忘れずに。
住みながら?仮住まい?工事前に決めておこう!


工事内容や工事期間にもよりますが、数日以上かかる場合はご近所に挨拶しておきましょう。マンションだと管理規約で細かく決まっているところもあるので、リフォーム会社に相談しておくのがベスト。仮住まいが必要なときは早めに準備を。住みながらのほうが楽にも思えますが、音の問題や他人が常に家の中にいることへのストレスを感じるケースもあります。決められない時は施工会社に相談を。丁寧にアドバイスをしてくれます!



楽しみは後にとっておきたいから
じっと待つわ・・・
完成してから初めて見るマイホーム。
確かに感動はひときわだけど・・・これって正解??


工事中は、プランどおりに進んでいるかどうか可能な範囲で現場を見に行きましょう。途中経過を見ることで、「棚の高さを変えたい」「コンセントの位置を変えたい」など新たに気づくこともあります。後になると追加費用がかかる工事も、いまだったらぎりぎり間に合う!なんてこともあるのです。なによりもマイホームが変わっていく姿を見るのは、とても嬉しいものです。ただし、現場の邪魔にならないように事前に施工会社の担当者に確認することを忘れずに。


STEP8 完成!引き渡し


リフォーム完了!
あの暗さも寒さもどこへやら
ピカピカの我が家に感動~!

リフォーム工事終了後は施工会社と一緒にリフォーム箇所を確認します。工事完了のサインをして、 この日が引渡日となります。施工会社にもよりますが、ここからアフターサービス期間となります。設備機器の取り扱いの説明を聞いて保証書を受けとります。生まれ変った住まいで新しい暮らしのスタートです。



リフォームの進め方のイメージはつきましたか?
信頼できるリフォーム会社を探すのは簡単ではありません。口コミや知人の紹介など他人の意見を参考にするのもひとつですが、自分に合うとは限らないことも意識しておきましょう。
プランドゥリフォームの掲載会社は、全て編集部スタッフが直接お会いしている、信頼できる地元の企業です。あなたにピッタリの施工会社を探すなら、北海道地域密着のプランドゥリフォームをご活用ください!


おすすめ記事

雑誌『プランドゥリフォーム』
バックナンバーの紹介・ご購入

【vol.43】プランドゥリフォーム

  • 2024年10月15日発売
  • 今号のテーマは、リフォーム・リノベーションで『暮らしにくい!居心地の悪い家にさようなら』。リフォームで今の暮らしにぴったりの家...

バックナンバーを見る・買う