リフォームマニュアル
小予算で、すぐにもできる ポイントリフォームアラカルト
ちょっとした改善で、暮らし心地は、ぐんとアップ。
予算少なめでも可能な、比較的小さなリフォームのアイディアを紹介します。ぜひ、ご参考に。
「リビングで勉強」が常識 【リビング・ダイニングリフォーム】
お子様はご自宅のどこで勉強していますか?
いま小学生が子供部屋ではなく、リビングやダイニングといった親の目の届くところで勉強する「リビング学習」が広まっているそうです。人によっては、もう常識、とまで言います。
個室を与えても、小学生は一人では集中力が続かないもの。
適度にリラックスでき、親の声掛けがしやすいリビングやダイニングの方が勉強に向いている、という説明にはうなずけます。小学生だけでなく、ケータイやスマホが気になって集中できない中高生にも、勉強の環境づくりとして検討の価値ありかもしれません。
子供用のカウンターデスクやリビング用の勉強机など、リビング学習に適した商品は増えています。リビング・ダイニングのリフォームに取り入れてみてはいかがでしょうか。
カーテンの衣替えしませんか? 【インテリアリフォーム】
カーテンを替えると、部屋の印象は大きく変わります。
部屋の雰囲気をちょっと上品にしたいのなら、無地カーテン。壁紙との調和を考えて色を選びます。華やかさに欠けるようでしたら、カーテンを束ねるタッセルで遊んでみましょう。ビーズやボンボンを使った凝ったデザイン、あるいは幅広で色柄や織柄の目立つものがアクセントになります。
窓に近い側からレースカーテン、厚手のカーテンの順に下げるのがふつうですが、順序を逆にしてみる手もあるようです。
レースカーテンを透かして厚手のカーテンの色柄が見えると、また違った雰囲気になります。
インテリアコーディネートには、基調色が部屋全体の70%、協調色が25%、強調色が5%を占めるように、という一応のセオリーがあります。けれども、ちょっと冒険をして、個性的な空間演出に挑戦してみては。
広さにプラスしたい落ち着き 【リビング・ダイニングリフォーム】
開放感のある広々としたリビングが主流ですが、そこに不満はありませんか。「 広くて、かえって落ち着かない」と、暮らしてみてから感じる人もいるようです。理由は、動線が乱雑になりがちだからでしょう。
動線を整理するには、家具の配置を変えるのが簡単な方法ですが、収納家具やパーテーションなどを用いて仕切る方法もあります。
そうして「自分の空間」を作ることで、落ち着きが生まれます。
収納家具やパーテーションをキャスター付きの可動式にすれば、生活スタイルの変化にも柔軟に対応しやすくなります。圧迫感を抑えるため、仕切りの高さはせいぜい1.5 メートルまで。広々としたリビングへのリフォームをお考えの方、ぜひご参考に。
押し入れをミニ書斎に 【収納リフォーム】
押し入れを有効利用しましょう。
不用品が入れっぱなしで、何がしまってあるやら探し物をする気にもならない―― お宅にも、そんな押し入れはありませんか。ある? それは、もったいない。
ものをためない暮らしと空間の有効利用を一挙に実現してくれそうなのが、押し入れリフォームです。
たとえば、間口の大きな押し入れなら、ミニ書斎に変えられます。中段の板を机にしてパソコンを置き、照明や収納棚を備えると基本は完成。
内部の壁紙や塗装に気をつかうのも大切です。ふすまは外すので、カーテンやロールスクリーンを取り付けて、必要に応じて隠せるようにしておくとよいでしょう。便利なスペースになりそうですね。