リフォームマニュアル
リフォームマニュアル ②
工事が始まるその前に!
〜見積り書、契約書の最終確認〜
打合せが終わったら、施工会社から見積り書が提示され、その後契約書にサインをして、いよいよ工事が始まります。合計金額だけを確認するのではなく、じっくりと目を通し疑問点は遠慮なく質問しましょう。口約束は後々のトラブルのもとです。工事中のプラン変更も含め、面倒がらずに必ず書面で契約を結ぶのを忘れずに。いいかえれば、書類の提出を拒む施工会社は信頼できないということ。
-STEP 1- 見積り書チェック!
見積り書とは、リフォーム費用を明記した書類です。おおざっぱな内訳と合計金額しか書かれていない場合は、より詳細なものを請求しましょう。
▷工事項目と金額をチェック!
見積り書にある「工事項目」や「適用(仕様)」の中身を見て、間違いがないかどうか確認しましょう。打合せ通りになっているか、図面と照らし合わせながらチェックするとわかりやすいかもしれません。不明点は担当者に質問し、疑問を残さないようにしましょう。
▷合計金額をチェック!
詳細が確認できたら、合計金額のチェックを。リフォーム内容によっては、ガスや電気、電話回線などの工事を伴う場合もあるので、記載された金額とは別に、施工会社以外に支払う可能性があるかどうかも確認しておきましょう。
▷社名と押印をチェック!
施工会社の社名・住所・電話番号、担当者の氏名などが正しいかどうかを忘れずに確認しましょう。作成年月日と押印をチェックしたら、最後に施主であるあなたの住所・氏名も確認を。
-STEP 2- 仕上表チェック!
施工会社によっては省略されている場合がありますが、リフォームに使用する内装材や設備機器などの種類・商品名・品番などを記載したものを仕上表といいます。
▷商品名・品番をチェック!
打合せの段階で希望したものと同じ商品名・品番が記載されているかどうか確認を。品番は数字の羅列なのでうっかり見過ごしがちですが、カタログと照らし合わせて、しっかりチェックしましょう。
-STEP 3- 契約書チェック!
▷支払い方法をチェック!
契約書には通常、代金とともに支払い方法も記載されています。分割払いの場合の分割割合は会社によって異なるので、支払期日と合わせ、打合せ通りに記載されているかどうか確認しましょう。
▷社名と押印をチェック!
見積り書と同様に、施工会社の社名・押印などが正しいかどうか確認しましょう。契約書は同じものを2通作成し、施主と施工会社の双方で1通ずつ保管します。気になることは質問し、疑問点をすべて解消したうえで押印しましょう。
-STEP 4- 契約約款チェック!
契約書とともに提示され、契約に伴う取り決めが書かれた書類が契約約款です。専門用語が多いですが、契約上の重要な書類なので時間がかかっても必ず目を通しましょう。
▷不利な記載をチェック!
契約約款には工事が遅延した場合の保障や、工事中にご近所など第三者に損害を与えた場合の負担など、「もしも」のことを想定した重要事項が記載されています。場合によっては、施主であるあなたに不利な記載があるかもしれないので、慎重に確認しましょう。専門用語などわかりにくい表現は、遠慮せず担当者に納得いくまで質問を。