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2世帯暮らし

親の本音、子の気持ち 二世帯同居の成功の秘訣

若夫婦どちらの親と同居するのか。同居するのは両親か、片親か。若夫婦に子どもは何人いるか。リフォームするのは夫婦宅かそれとも親の家か――
ちょっと数えてみたただけでも二世帯同居のリフォーム計画を左右する要素は、どれも軽視できないものばかり。
新しい住まいで快適に、そして仲良く暮らしていくために、リフォーム計画の際に考慮すべきいくつかのポイントを子の視点と親の視点両方からとりあげてみました。


親の本音、子の気持ち。親の気持ち。娘、姑、母、嫁、舅。若夫婦どちらの親と同居するのか。同居するのは両親か、片親か。若夫婦に子ども。リフォームするのは夫婦宅か親の家か。二世帯同居のリフォーム計画。家族会議。世帯ごと。二世帯リフォーム。水回り、共有か分離か。お風呂は共有ですが、トイレは別々。親世帯と子世帯がどちらも我慢せず、気兼ねなく自由に使えるようなリフォーム。共有スペースの掃除や管理。孫の教育。プライバシーの尊重。子供部屋。過干渉。介護への備え。同居を機会にバリアフリー。バリアフリー化。同居世帯の関係性。

食事と生活リズム

 水回り、共有か分離か

子の気持ち――娘
 同居するのは父母と娘のわたしなので〈我が家の味〉は親世帯も子世帯も同じようなもの、だからキッチンも一緒でいいと思っていました。けれども、いざ二世帯住宅のプランをつくる段になると、ちょっと考え直しましたね。
 やっぱり、若い人と年配者では、食事の傾向がかなり違うんです。とくに子どもがいると、食卓に肉料理やカレー、ピザなどが並ぶことが多いし、育ち盛りだから量もたっぷり。たびたび親をつきあわせるわけにはいかないですよね。だから世帯ごとに別々のキッチンを設けることにしました。
 でも、魚料理や鍋物、そば、うどんなどは母と一緒につくって、二世帯が一緒に食卓を囲むことにしています。煮物も母のがおいしいし(笑)。

親の気持ち――母
 わたしたちの場合、親世帯と子世帯の生活リズムにかなり差がありましてね。晩ご飯の時間帯がずれることが多いんです。だったら交代で使うのに都合がいいから、キッチンは一階にひとつでいいだろうと思ってました。


 でも親世帯の食事のしたくや後片付けが済んだかと思うとすぐに子世帯のが始まることになるでしょ。きっと落ち着かないだろうと思って、キッチンは、すっきりと別々にしたんです。 
 あとは、お風呂は共有ですが、トイレは別々。まだ夫婦ともに健康ですけれども、将来のことを考えてバリアフリーの広いトイレにしました。
 共有するか分離するか、それぞれの世帯の生活リズムを考えて検討しました。キッチンもトイレも共有のほうが工事費は抑えられたのでしょうが、毎日のことですから、親世帯と子世帯がどちらも我慢せず、気兼ねなく自由に使えるようなリフォームにして、よかったと思います。


2世帯リフォーム、完全分離型。親子で共有していた玄関を別々にするためリフォームを決意。先々の快適性も考慮して、構造・断熱・設備・内装までフルリフォームすることに。光熱費も個別に管理します。2世帯の玄関をセパレートしてちょうどいい距離感で暮らすリフォーム事例です。シックなカラーコーディネートで落ち着いたムードの子世帯LDK、寝室には3面採光のランドリールームを増築。親世帯は温水暖房のパネルをリビングとダイニングの間にブラインドのように設置してデザイン的にも美しく、圧迫感がありません。施工は札幌のSAWA

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世帯の玄関をセパレート ちょうどいい距離感に<札幌・リフォーム>



家事分担とプライバシー

 いい関係をつくるには​

子の気持ち――嫁
 かなり分かって慣れてきたつもりですけれど、「掃除」の感覚、やっぱり義母とは違うんですよね。わたしは、まとめて一気に片付けるタイプなので、こまめに掃除する義母がリビングのホコリをつまんで捨てるのを見たりすると、ちょっと申し訳ない感じになったりして。
 うちはリビングやキッチンを共有した二世帯リフォームにしましたが、共有スペースの掃除や管理は、どちらがどうするか、はっきり決めないままにしておいたんです。気がついた人がやればいいと。わたしはパート勤務をしているので、結局、家に長くいる義母の役目になることが多くて。
 その分、お風呂掃除やレンジの手入れで挽回しようと思っているんですよ。これも、いままでのところ旦那にやってもらうことが多いのですが(苦笑)。

親の気持ち――姑
 ええ、もう掃除機をかけ出したら、みんな一緒です。居間から廊下、玄関、階段と、全部やってしまいます。嫁も最初は気がとがめるような様子でしたが、きれい好きは、わたしの性分でね。それに掃除はけっこうな運動になって、いいんですよ。わざわざウォーキングなんかする必要がないくらい。
 もう小学校高学年ですから、孫にも手伝ってもらっています。いろいろ指示して掃除のしかたを教えるのが、自然としつけにもなってるんでしょうね。
 家に汚れたところ、散らかったところがあると気になってしょうがないのですが、息子夫婦の部屋と子ども部屋には手をつけません。そこはプライバシーの尊重です。


2世帯同居。奥まっていたキッチンから対面式に変えて、開放感を満喫。家族で協力して住むため、同居型の二世帯住宅へリフォーム。ウレタン吹き付けとLow-Eペアガラスの窓で寒さも大幅に改善。屋根なりの傾斜天井の寝室や白が基調の内装で明るく開放的に。子育ても雪かきも助け合いのリフォーム事例です。施工は地元に愛される札幌の施工会社ふじ研究所。

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子育ても雪かきも助け合い 2世帯同居は快適です!<札幌・2世帯リフォーム>


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