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暮らしのアイデア

子育て生活の住まい提案

団らんと成長、忙しさの解消、一気にかなえてみませんか


生活動線を見直して余裕のある毎日を


子育て世帯のリフォームやリノベーションでは、効率的な生活動線づくりが最重要。外出前や帰宅後の動き、家事の際の動きに無駄が生じないようプランを立てましょう。共働きの夫婦なら、寄り道のない生活動線にすると、きっとストレスも少なくなり、家事・育児の分担も上手くいきそうです。
理想の動線を実現するには間取りの改変が必要なケースがほとんどですから、リフォーム会社との念入りな打ち合わせが欠かせません。いまの住まいの動線について日頃から不満と要望を細かくメモしておくと役立ちます。

子供用スペースは親の目の届く範囲に  

子供用のスペースは、成長に応じて、〈遊びスペース〉↓〈学びスペース〉↓〈個室〉の順に変化させるのが基本です。小学校前までは、リビングやダイニングの一部を遊びのスペースにするくらいでかまいません。オモチャやお絵描き用具をしまう箱や棚を置くと、片付けの習慣も身につけやすくなります。
子供が小学生になったら、遊びスペースの一角に机を置き、勉強できるようにします。学びスペースの要素を加えると他に子供部屋を設けるにしても、ベッドが置けて、着替えができるくらいの小さな空間で十分でしょう。
遊び場と学び場ともにキッチンやリビングにいる親の目が届くことがポイント。正しい生活習慣や学習習慣がつくよう監督できます。


団らんが生まれるダイニングテーブル

 団らんが自然に生まれるようなリフォームにするなら、試してみると面白そうなのが「大きなダイニングテーブル」です。ダイニングテーブルを大きくすると、食事だけでなく、読書をしたり、宿題をしたり、家計簿を付けたり、お便りを書いたりと、一度に多目的に使えます。空間を仕切って、高級感ある椅子を用意すると、客間の役割も果たします。ダイニングテーブルなら、三度の食事やおやつ、お茶と、家族だれもが寄り集まる場所なので、そこに自然と団らんが生まれます。とくに会話がなくても、同じテーブルで思い思いに過ごす―― それが大事なのです。

リビング・ダイニングの 収納充実で片付く住まい  

少しくらい物が多くてもOK、片づけやすく、見た目をすっきりとさせやすい住まいにすることが、子育て世帯のリフォームやリノベーションのポイントです。リビングとダイニングにそれぞれ複数の収納スペースを設けましょう。キャビネットなどの収納家具だけに頼ると、それだけ室内の壁を隠し、床面積もとられますから、せっかくリフォームした空間が狭くなってしまいます。

階段下のデッドスペースを小さな納戸として活用したり、壁面にアルコーブ(棚のようなくぼみ)を造作したりすれば、広さをできるだけ維持したまま、すっきりとした印象を保てそうです。収納スペースの場所は、生活動線と一緒に考えることをお忘れなく。



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