実家リノベ・その他/戸建て・マンション
吹き抜けの光を心地よく受けてのびのび健やかに子育て中<札幌・実家リノベ・戸建て>
R&R Studio トーリツ
当初は祖父母の家でひとり暮らし。結婚・出産でリノベを決意
子供の頃から、お盆の時期になると母方の祖父母が暮らす家に行っていたというご主人。 「道北の自宅から家族で札幌に里帰り。よく覚えているのはコーヒーの香りかな。祖父がガリガリとミルで豆を挽く音も覚えています。庭ではちょっとした野菜や花を育てていて、祖母がもぎたてのトマトを食べさせてくれました」
そんな祖父母の家が7年前に空き家になったことから、ご主人が受け継いで札幌に転職し移住。しばらくひとり暮らしをしていましたが、昨年結婚し、奥さまの出産を控えて築42年になる家のリノベーションを決意しました。
住宅のマッチングサイトで、最も興味を持った会社がR&Rスタジオ。
「ホームページの施工事例を見ると、いろんなパターンに対応していて、自分たちの要望も聞いてもらえそうだと思いました」とご主人。打ち合わせの印象もよく、早速プランをつくってもらうことに。後日提示された図面はほとんど理想に適ったもので、依頼をする決め手となりました。
1階は個室の壁を取り払って吹き抜けのある22帖のLDKに
新しい家族の誕生にあたり、「家の端から端まで見渡せるような広くて明るいLDK」をリクエストしたGさんご夫妻。1階にあった居間と寝室、和室をつなげて実現した22帖のLDKには、南側に設けた吹き抜けからふんだんに光が差し込みます。さらにキッチンがあった場所には、寝かしつけなど子育てに便利な小上がりも造作。内装面では、壁クロスは奥さまの希望でホワイトやベージュのプレーンな色を使い、床は天然オークの足触りがよい複合フローリングを採用。シンプル&ナチュラルにまとめました。設備や機器、家具の購入にはR&Rスタジオの担当者も同行して、サイズ感など室内空間とのバランスを図りながら選んでいきました。
「R&Rスタジオさんには、デザインから生活のしやすさまでトータルにみていただきました」と奥さま。「提案してもらったパントリーも重宝ですね。キッチン前面のカウンターは調理中の手元が見えないように立ち上がりのある形にしましたが、お皿も置けて配膳など受け渡しにも便利です」
家事と育児がスムーズ!子育てに優しい住まい
いまは産休中で、4ヵ月のお嬢さんとの暮らしを大切にされている奥さま。「家の中が暖かくて、床も木のぬくもりが感じられていいですね。娘が動き回るようになると大変でしょうが、子育てに優しい家をつくってもらったので安心です」小さな子供がぶつかりそうな部分は、R&Rスタジオで先に「ここは角を丸くしておきますね」と配慮してくれたとか。特に設けてよかったと実感しているのが、リビングに接した4.5帖の小上がりスペースです。赤ちゃんを寝かせたり、親子でちょっとひと休みしたりと大活躍しています。
「リビングと小上がりの段差が、子供のおむつ替えにちょうどいいんですよ」と奥さま。大きな木製本棚や、畳部分をくり抜いてイスのように腰掛けられるようにしたカウンターは、R&Rスタジオの自社大工が造作。小上がりの一角には上に上がりやすいステップも設けられています。
底冷えする寒さから解放。断熱改修で、開放感と暖かさを両立
リノベーションで新しくなった家に住んでから、およそ半年。依頼時には「出産前までに工事を完了させたい」と無理を言ってスケジュールを早めてもらったのだとか。その約束通り、昨年の12月にG邸が完成。奥さまは翌月出産されました。「この家は、とても暖かくてうれしいですね。それまでは暖房をつけていても底冷えする寒さで、モコモコの服を着ていましたから」と奥さま。冬でもよく晴れた日には、日差しの暖かさだけで十分と思えるほどだそうです。
長期優良住宅にも認定されているG邸は、断熱・気密性能も大幅にアップ。壁には二重に断熱材を施工し、天井と床下にも断熱材を入れて暖かく省エネな家になりました。さらに、暖気を逃しやすい窓はすべてLow-Eペアの樹脂サッシを採用。「ここはもともと静かな場所なんですが、ペアガラスの窓のおかげか、リノベーション後は外の物音がいっそうしなくなりました」とご主人。すやすやと眠るお嬢さんを抱っこする奥さまと、そばで微笑むご主人。リノベーションで得た心地よい住まいに「家族で過ごす時間を大切にしていきたい」という思いをより強くされている様子です。
Data
- 築年数:42年
- 種別・構造:戸建て・木造2階建て
- 床面積:1階65.61㎡ 2階51.03㎡(減築4.05㎡)
- 工期:約3ヵ月
- リフォーム費用:~2,500万円
- プランドゥリフォーム vol.38号 掲載