2世帯フルリフォーム戸建て
さまざまな条件を全部満たすベストな配置の快適空間<札幌・2世帯リフォーム>
SAWAI建築工房
「そろそろ持ち家を」とIさんご夫妻が動き始めたのは2年ほど前。同じころ、奥さまの実家でも老朽化した部分の改修と設備の入れ替えを検討していました。将来、子供が生まれた時は奥さまのお母さまに協力してもらう予定だったこともあり、実家の2世帯化が選択肢の一つに浮上。ご主人の実家がまだ改修を必要としておらず、奥さまの実家のほうがご主人の職場に近いことから、両家の賛成を得て2世帯同居のフルリフォームに踏み出しました。
3社から見積もりをもらい、選んだのはSAWAI建築工房でした。「プランや金額より前に対応力で決めました。要望に対して的確な答えがもらえ、寄り添ってくれる感じでした」とご主人。諸条件を満たさなければならないパズルのような間取りの難題も、プロの提案や助言を上手に取り入れて見事解決。お気に入りの仕様と効率的な生活動線を持つ快適な住空間を完成させました。
<子世帯>メリハリあるスペース配分。洗練されたインテリア
将来の子供部屋2室と、猫のトイレスペースの確保が絶対条件だった子世帯。柱や配管の位置といった物理的制約、生活動線、費用など、クリアすべき条件が多々あり、ご主人はさまざまなプランをじっくり検討。約1年かけ、満足の行く間取りを練り上げました。
<親世帯>難問パズルだった間取り。 最適解で使いやすく
親世帯の間取りの要望は、仏壇と猫のスペースの確保。子世帯に比べ面積の制約は少ないものの、玄関・階段・浴室の位置が決まり、来客から見えないところに寝室を置くと、工夫できるのは1階面積の3分の1程度。そこに生活要素をどのように配置するか、頭を悩ませました。できあがったのは、収納を備え効率よく使えるダイニング&キッチン。すべてがピタリとはまる最適解を見つけることができました。
<共用>完全分離はせず、 快適な共用のために工夫
当初、玄関を含め親世帯・子世帯の完全分離を計画しましたが、設備費用が増し、居住空間も狭くなることから一部共用に変更。玄関は親世帯と子世帯で左右に分かれる設計。1階浴室を一緒に使うため、階段を降りてすぐ横に、脱衣スペースへ直結する引き戸を配置しました。
Data
- 築年数:35年
- 種別・構造:木造2階建て
- 床面積:1階56.70㎡・2階74.03㎡(増築30.08㎡)
- 工期:約3ヵ月
- リフォーム費用:~3,000万円
- プランドゥリフォーム vol.32 掲載