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狭さと暗さ、湿気を解消。グレージュカラーの優しい空間|札幌|マンション|リフォーム|㈱SAWAI建築工房
SAWAI建築工房

2年ほど前に、かわいがっていたウサギが天国へ。Sさんご夫妻はそれまでの暮らしを振り返ってみて、次に家族として迎えるウサギには快適な環境で過ごして欲しいと思いました。「先代のウサギはリビングで遊ばせていましたが、どうもスペースが狭くて。それで、またウサギを迎えるんだったら、たまに遊ばせる時くらいはのびのびさせられる広さにしたいなと思ったんです」と奥さま。
そこで、リフォームの参考にするため本誌プランドゥリフォームを購入し、事例が掲載されている会社のなかから数社に相談。キッチンの配置替えを希望したところ、「それはできかねる」と渋る会社もあるなかで、SAWAI建築工房は快い返事をくれたといいます。
「親身に話を聞いてくれて、こちらのリクエストに応じた工夫をしてくれるという印象を受けたので、この会社がいいねとふたりで話しました」とご主人。住む人に寄り添う対応に好感を持てたのが、SAWAI建築工房に依頼する決め手になったようです。
中古で購入してから13年。当然ながら、暮らしのニーズは変わります。窓がなくて暗く、客間として使うこともなくなった和室をなくして、広いリビングと大容量のクローゼットを確保。リビングには開き戸付きのアルミパーテーションを取り付け、ご夫妻が出勤してウサギに留守番をさせる時はリビングを仕切れるように工夫しました。
「ウサギは環境の変化に弱い生き物なので、室温を一定に保ってあげる必要があるんです。なので、冬は暖房、夏は冷房をつけっぱなしで出勤することになります」と奥さま。留守中はリビングを仕切って、ウサギのスペースを狭めることで、冷暖房効率を高め、光熱費も節約できるというわけです。また、パーテーションで仕切ることで、リビング奥に配置したワークスペースに独立性を持たせることもできます。
キッチンは、正面にバルコニーを望む方向からリビングが見える対面に向きを変更。食事の準備や後片づけをしながら、リビングに視線が届くようにしました。キッチンと並ぶ位置にはオリジナル造作のダイニングテーブルをセット。調理から配膳まで横移動だけで行えるので、ムダな動きがありません。

近くに高層の建物などがあるせいか、空気の流れが悪く、特に夏に湿気がこもりやすいことが悩みだったS邸。使いやすい動線と風の通り道を確保するため、リビングと寝室の間に大容量のウォークスルークローゼットを新設しました。2人分の衣類から寝具類までたっぷり仕舞える広さです。さらに湿気対策として、寝室とリビングの壁に調湿性に優れたエコカラットも取り入れました。
暗かった玄関は担当の榎又さんの提案で、隣接する洋室から光が採り入れられる室内窓を設置。手狭だったユーティリティはキッチン側に広げることで、脱衣も洗濯もゆったり行えるようになりました。「細かいところまで、わたしたちの暮らしやすさを考えたアイデアを出してもらって、見違えるほど快適な住まいになりました」とご夫妻。ゆったりくつろげるようになって、家で過ごす時間が以前より長くなったそうです。
新たなウサギを迎える準備も、これで万端。どんな子がやってくるのか、いまから楽しみにしているSさんご夫妻です。
★住みやすさの作り方
『風通しの確保や調湿性のある建材など、室内環境の改善もあわせてご提案』
㈱SAWAI建築工房 リフォームプランナー 榎又 円香さん
風通しを促す工夫として、リビングと寝室の間にウォークスルークローゼットを配置する間取りをご提案しました。湿気が心配な寝室とウサギが暮らすリビングには、調湿機能のあるエコカラットも採用しています。さらに壁材には調湿効果のある石膏ボード、その上から張るクロスにも調湿タイプを選び、四季を通してほどよく湿度を保てるようにしました。間取りから空気のコントロールまで、トータルな視点でプランすることが快適な住まいづくりには欠かせないと考えています。
Data
- 築年数:27年
- 種別・構造:鉄筋コンクリート造15階建て
- 床面積:86.48㎡
- 工期:約3ヵ月
- リフォーム費用:約1,500万円
- プランドゥリフォーム vol.42号 掲載
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