リフォーム戸建て

空間の味つけは光と音楽。北欧のエッセンスを取り入れた大人の暮らし＜札幌・リフォーム・戸建て＞

三五工務店 35リフォーム

ナラ無垢材の床はご夫妻がセルフでオイル塗装。造作本棚の壁面とキッチン袖壁は大好きな青色のクロス張りに。暮らしのこだわりがあふれる空間になりました

海外で訪れた家々が内装デザインのヒント

　夫婦共通の趣味は海外登山で、若い頃から各国の山に出かけました。今回のリフォームでは、現地滞在中にお邪魔した家や借りたアパートの内装をいろいろヒントにしています。床をナラ無垢材にして、全体のデザインは夫婦ともに好きな北欧風にしました。

見せる収納や間接照明で家の時間を楽しみたい

　見せたり隠す収納のメリハリや間接照明の光の演出も、あちらの家を参考にしています。北欧の「ヒュッゲ」といったかな？家の時間を大切にという考え方。わたしたちもそんな暮らし方が楽しめるようになって、とても気に入っています。（談）

読書の時は棚からさっと本を取り出し、パッチワークをする時は手芸用品を下段からテーブルへ。収納を使い分けて、食事以外の時間も存分に楽しんでいます

使い込まれた味わいが好きという奥さま愛用のドレッサー。チェアの色と壁クロスの濃青を合わせるなど、さりげないセンスが光ります

家づくりの経過

　リフォームの目的のひとつは、断熱性の向上。ご夫妻はここ数年、冬の寒さに悩んでいたのです。
「窓が問題だと思っていたので、断熱性の高い窓サッシへの交換をお願いしました」とご主人。
　間取り変更は考えていませんでしたが、担当の山本さんからキッチンとダイニングを入れ替える配置プランが提案されました。収納も、ご夫妻希望の造作本棚に加えてリビングに天井まである物入れを設ける案を提示。これらのプランにより、いままでダイニングスペースを占領していた本やコート類、生活用品がすっきり収まり、ダイニングも広く使いやすくなりました

ソファの後ろはコート類も収まるクローゼット機能付きの物入れ。こまごましたモノを隠して、生活感を出さないように工夫

天窓のある構造は既存のまま。玄関ドアを引き戸から断熱性の高い開き戸に変更。玄関ホールから味わいのあるナラ無垢材の床を施工しました

トイレ機器は既存を再利用。白地の壁クロスは、光の加減で北欧の絵本キャラクター柄が浮き出て楽しげ

　冬暖かく夏涼しい室内環境を保つため、床と天井をしっかり断熱した上で、窓を断熱性の高いLow −Eペアガラスに交換。玄関の扉は、外気が侵入しやすい引き戸から開き戸に変えました。
　熱源は電気から、省エネ性の高いガスセントラルに変更。外気が吹き込む玄関から暖かくして室内の温度差を抑えるため、玄関ホールにもパネルヒーターを設置しました。北欧の絵本キャラクターが大好きという奥さまのセレクトで、洗面室やトイレなどの壁紙は楽しい柄入りクロスを採用。落ち着いた北欧風の佇まいにウィットの利いたインテリアが、海外経験豊富なご夫妻の暮らしのセンスを物語っています。