”いごこちのいい暮らし”を住み継ぐ家 <モデルハウス・中古リノベ・戸建て>
三五工務店 35リフォーム
趣味や在宅ワーク、家族構成の変化。3つの住まい方を想定
三五工務店が2023年夏から公開しているリノベーションモデルハウスは、2003年に6人家族の住まいとして同社が建てた住宅です。年月を経て、住み替えることにしたオーナーから「三五さんで使って欲しい」と声がかかり、購入。リノベーション専用のモデルハウスとして再生されました。
三五工務店では長年、新築・リフォーム・リノベーションを問わず、自然素材を活かした室内空間など“いごこちのいい暮らし”を実現する住まいづくりを進めています。今回のモデルハウスではその取り組みをベースに、①趣味を最大限に楽しめること、②在宅ワークや副業がしやすいこと、③家族構成の変化に合わせて暮らせることという3つの住まい方を想定。どのケースにもフレキシブルに対応できる空間をテーマに、“より価値を高めるリノベーション”を目指したモデルハウスになっています。
【Living】
新築時に基礎断熱にしていた床下空間に高さがあったため、床の位置をダイニング・キッチンより下げることができたリビング。床レベルが下がった分、天井が高くなりLDKに視覚的な変化と広がり感を生んでいます。ソファを置いても床に座っても、はたまた窓辺のベンチに陣取っても、いごこちよくくつろげる空間です。
【Dining & Kitche】
独立型だったキッチンはオープンスタイルで、庭の眺めも心地よい空間に。ダイニングも横一線に並べてスッキリと配置しました。水回りとつながる回遊動線は新築時を踏襲。キッチンの腰壁と同じ道南杉で仕上げた“抜けない”耐力壁、同様に撤去できない柱は黒でカバーリングして空間のアクセントに。さらに、天井面から少し下がった位置にデザイン的に配されたダイニング照明は、既存の断熱材を活かしつつダウンライトを施工するために考えられたものであるなど、“素敵なデザイン”には一つひとつ意味があり、“工夫”が潜んでいることがわかります。
【Utility】
水回りの回遊動線は既存のまま活用。活かせるものは活かして資源とコストを抑えつつ、最新の機能やデザインで快適に。
【Doma】
「玄関横に土足で使えるシューズクローク」という例はよく見られますが、三五工務店のモデルハウスはさらに進んで、リビングまで土間が続き、途中には大容量のストレージがあるという大胆なプラン。設計担当の発案によるもので、土間は玄関だけでなくカーポートともダイレクトにつながっているため、大量のストック品を買った時の荷物運び、キャンプ道具やスポーツ用具、自転車などの出し入れにも動線が短く、とても便利です。緩やかに仕切られた2つの収納スペースは、片方を趣味や仕事の空間にしたり、2世帯や老後など1階にも部屋が必要になった場合には土間部分にも床材を張って居室化することが可能です。
ハイレベルな住宅性能と木の優しい質感に包まれた“いごこちのいい”空気感
良質な住まいづくりで定評のある三五工務店の施工技術により、元となった住宅自体が築20年ながら現行の性能基準を満たし、ごくわずかな補強でよりハイレベルな性能を宿すこととなったモデルハウス。確かな住環境とともに、道南杉をはじめとする木の柔らかく温もりある質感をまとった住まいには、“いごこちのいい”空気感が漂っていました。
空間に身を置いてこそ感じられる空気感。心やすらぐその趣を体感しに訪れてみてはいかがでしょう。
Data
- 築年数:築20年
- 種別・構造:戸建て
- プランドゥリフォーム vol.41号 掲載