実家リノベ・その他/戸建て・マンション
昭和の名残がある実家が明るく健康的な次世代仕様に大変身 <札幌・実家リノベ・戸建>
北王 リノベーション事業部
【Kさんの話】
父が惚れ込んだ施工会社。さまざまな要望に快く対応
亡くなった祖母の住まいに両親が移り、元の両親のところにぼくたちが住むことになり、『プランドゥリフォーム』で絞り込んだ3社に2世帯分のリフォームを親子で相談しに行きました。ぼくらはいろいろ比較してから決めようと思っていたんですが、父はプランが出てくる前から北王さんと決めていて、「まだ決めないのか」と急かすほど(笑)。
長年客商売をしてきた父は、喋ったら大体、人柄がわかるんですよね。プランニングでは何度も心変わりをして、わがままもたくさんいいましたが、北王さんはすべてに応えてくれ、改めて父の人を見る目は確かだったと感じます。(ご主人談)
隠れテーマは「しやすさ」。掃除や片づけをラクに
「見せる収納」はできないと思っていたので、隠せる間取りや仕様にしてもらいました。収納するモノをすべて書き出して、それぞれしまう場所を考えてサイズを決めたり、充電用のコンセントを付けてもらったりしたので、家の中のモノが効率よくすっきり収まりました。
食洗機を入れたり、掃除しやすい換気扇を選んだりと、今思えばウチのテーマは「掃除しやすさ」だったかも。ここに引越す前に子供が産まれて、新居は子育てにもとても役立っています。(奥さま談)
【家づくりの経過】
●会社選び
施工会社選びに本誌を活用されたKさんご夫妻。施工例が好みで、マンションリノベーションを多く手がけているところを3社ピックアップして、親子で相談に行きました。
ご主人がこれからの新居となる実家で最も直したかったのは、当時の法規定をはるかに上回る厳しい防火仕様と、随所で壁や床を変色させている黒カビ。住まいを二分する鉄の防火扉と分厚く頑丈なブロック壁のせいでホールや洗面室は暗く、和室には窓がありません。近年の法改正もあって防火扉と壁は撤去可能とわかったものの、要望に沿ったプランを提案してくれたのは北王だけだったといいます。
予算については、間取り以外でやりたいことをざっと伝え、上限額の目安を提示してもらえたことが安心材料になりました。「全部したらこのくらいとわかったので、まず、すべてを積み上げて予算オーバーしたら引いていくことにしました」とご主人は話します。
●プランニング
最初のプランでキッチン周りが確定。その他の部分はネットなどで情報収集したアイデアを北王に伝え、プロの目で調整してもらい、細部を固めていきました。リビング隣接の書斎は「インスタで見た室内窓を取り入れたい」という要望から誕生。マグネットが付く壁には書類を留めることもでき、ご主人の仕事場兼サブの納戸として重宝しています。
間取りで最も頭を悩ませたのが、凹凸の多いメゾネット2階の水回りです。こちらも、洗濯機や洗面台、収納棚などの配置をうまく組み合わせ、空間を有効活用できました。
●工事・完成
K邸の工事は、ご両親の新居が完了し転居が終わってからスタート。下見の際に発覚した換気ダクトの外れも直し、次世代省エネ建材実証支援事業を利用した断熱改修とともにカビ発生の要因を一掃できました。
壁の撤去ではどうしてもブロックを砕く音が響いてしまいますが、北王が事前に階下へあいさつに回ってくれ、大きなトラブルもなく工事を終了。ご主人が生まれた年に建ち、昭和の面影を残していたご実家は暮らしやすい機能を新たに備えて、次の世代の成長を見守る住まいへと生まれ変わりました。
Data
- 築年数:築36年
- 種別・構造:マンション・鉄筋コンクリート造9階建て
- 床面積:116㎡
- 工期:約2ヵ月
- リフォーム費用:約1,500万円
- プランドゥリフォーム vol.40号 掲載 掲載