中古住宅+リノベーション/戸建て
無骨な鉄の味わいを吹き抜けに取り入れてクールな大人の空間をクリエイト<札幌・中古リノベ・戸建て>
北王 リノベーション事業部
寒い、薄暗い、設備が古い。改修は待ったなしの状態に
祖父が新築した家は軽量鉄骨の堅牢な造り。築39年ですが、ほとんど手を入れてきませんでした。「強度に問題はなかったんですが、冬は寒く、昼間でも薄暗いし、設備も古くて交換を避けられない状態でした」とDさん。フルリフォームを検討し、ネットで施工会社を検索することにしました。
家の隅々まで光が届く大きな吹き抜けを実現
一般的に軽量鉄骨造のリフォームは敬遠する施工会社もあるようですが、リライフは快く引き受けてくれました。最初に要望したのは、室内の薄暗さを解消する吹き抜け。事前の建物調査で構造的に問題がないことを確認し、リビングをダイナミックな開放空間に。その結果、光が階下まで届くようになり、家の隅々まで明るい住まいに姿を変えました。
打ち合わせで見えてきたインダストリアル空間
白い室内に鉄製の梁や照明器具の黒を効かせて、インダストリアル空間に仕上げたD邸。インテリアテイストは打ち合わせを重ねるうちに見えてきたものです。
対面キッチンの壁には木調ヘリンボーン柄の壁クロスを施工。システムキッチンのシックな濃茶と調和し、クールでモダンな雰囲気になりました。
ふたり暮らしに快適な間取りを再構築
お母さまの寝室は和室を洋室に変更。クローゼットは、ユーティリティに通り抜けできるウォークスルータイプを採用。不要になった家具は処分し、部屋を広く使えるようになりました。
一方、Dさんの居室は2階に確保。1部屋だけ残した洋室は、ゆったりした広さの間取りに。ワンルーム感覚で過ごせる空間になり、リモートワークの日も、階下のお母さまに気兼ねすることなく仕事に集中できる環境が整いました。
無落雪屋根も実現して冬の心配も解消
雪が多い年は「お隣の敷地に屋根の雪が落ちるのではないか心配でした。」とDさん。今回、屋根の形状を落雪から無落雪に変えました。外壁は、縦張りがシャープな印象のガルバリウム鋼板に。耐久性にも防水性にも優れていて、長く美しさを保ちます。
春からはウッドデッキをDIYする予定。近い将来には猫を家族として迎えたいので、吹き抜けにキャットウォークを造作したいという希望もお持ちです。住まいが新しく蘇って、心忙しくも楽しい日々がやってきたようです。
Data
- 築年数:39年
- 種別・構造:戸建て(木造2階建て)
- 床面積:1階70.39㎡ 2階52.99㎡(減築7.45㎡)
- 工期:約2.5ヵ月
- リフォーム費用:~2.000万円
- プランドゥリフォーム vol.36号 掲載