中古住宅+リノベーション/マンション
夫婦の暮らしを見据え、非日常感が心地よい ホテルライクな住まいへ<札幌・マンションリノベーション>
北海道工房
子育てを終えたSさんご夫妻は、先々の暮らしを考えて戸建てからマンションに住み替えることを決断。便利な都心を条件に、物件が見つかりやすい中古を探し、“ホテルのような暮らし”を求めてリノベーションしました。
以前から気になっていたデザイン性の高い会社
子供たちが独立し、部屋が余った状態の戸建て。雪処理も年々大変になることから決断したマンションへの住み替えでした。購入したのは、地下鉄駅から徒歩2〜3分の好立地の物件。暮らしてみないとわからない不具合などを1年ほどかけて点検し、住み心地が申し分ないことを確認してから、リノベーション計画を進めました。 依頼先に選んだ北海道工房は、偶然にも同社が手がけた住宅を見る機会があり、デザイン性の高さに感心していた会社でした。依頼の決め手は、「どんな暮らしがしたいか」を細かく聞き取ってくれ、希望した以上のプランが提示されたこと。ご夫妻が望んだのは、非日常感が心地よい”ホテルのような暮らし“でした。
素材感・色調・照明…トータルバランスで
ご主人がイメージしたのは、非日常的でモノトーンな空間。奥さまはオープンな対面キッチンに憧れをお持ちでした。 ご主人の希望に対して提案されたのは、落ち着いた色調でありながら単調ではなく、左官仕上げや木などの素材感がスパイス的に効いたデザイン空間。間接照明も多用し、シーンに合わせて明かりの変化が楽しめる演出効果の高い空間です。床にはダークで落ち着いた色合いのウォールナットを採用。白が基調の壁は、外からの光や照明の明かりで表情が変わる、質感豊かな仕上げを要所に取り入れることとしました。
バルコニーにも魅力的な仕掛けが
完成したS邸は、ご主人の体格に合わせて製作された”横になりやすいベッド“や、使う人のことがよく考えられたスイッチの位置など、気配りの利いた、ご夫妻も納得の仕上がりです。なかでも秀逸なのが、バルコニーの仕掛け。室内と同じような色合いの床を設置し、まるでリビングが外までずっと続いているかのような、一体感のある様相になっているのです。こうした心憎いアイデアで非日常感がぐっと増すことになりました。「新築マンションにしなくて正解でした」と奥さま。想像を超える心地よさに笑顔がこぼれます。
Data
- 築年数:11年
- 種別・構造:鉄筋コンクリート造10階建て
- 床面積:78.36㎡
- 工期:約1.5ヵ月
- リフォーム費用:~1,500万円
- プランドゥリフォーム vol.32 掲載