中古住宅+リノベーション/戸建て
断熱も耐震も最先端レベル。 安心の我が家で子供すくすく!<札幌・中古住宅リノベ・戸建て>
アルティザン建築工房
性能とデザイン、両方に高いグレードを求めて
ご夫妻の家づくりでは、光熱費がかからないことを重視。リノベーションのモデルハウスを見学し、デザイン性の高さとあわせて、断熱の話をどこよりも詳しく丁寧にしてくれたのが、アルティザン建築工房でした。そして提案されたのが、ゼロエネルギー住宅のさらに上を行LCCMレベルの家。LCCMとはライフ・サイクル・カーボン・マイナスの頭文字を取ったもので、”超“ の付く耐震性と断熱性を備え、長寿命の上に、建設から廃棄までの間でCO2の収支をマイナスにするという最先端の住宅です。
省エネ基準を大幅に上回る断熱性能と、震度6強に耐える強さと
築38年の住宅を断熱・耐震改修して、LCCM基準相当の家に生まれ変わらせるリノベーションは、全国的に見ても画期的な取り組みです。断熱面では、アルティザン建築工房が通常行っている長期優良住宅化の施工よりもさらに高い性能を求め、壁には高性能グラスウール100 ㎜+スタイロフォームFG150㎜、天井には吹込グラスウール500㎜、基礎にはスタイロフォームFG150㎜を施工。同社の標準仕様よりも厚く施工されています。さらに、窓にはトリプルガラス、玄関にも高性能な断熱ドアを採用し、断熱性能を表すUA値は施工前の0.82から0.18へと驚異的に向上。寒冷な北海道に求められる平成28年省エネ基準0.46と比較しても、驚くほど性能が高いことがわかります。
具体的には「夜に暖房を全部消して寝て、外気温マイナス5度以下の朝を迎えても室温は14度くらいに保たれる計算」と新谷代表。暖房を点けて寝たとしても、本当に少ないエネルギーで適温にできるのです。
一方、耐震面では、震度6強の地震が起きたら、改修前の家は「倒壊する可能性が高い」状態でしたが、リノベーション後は耐震等級3相当に向上。「倒壊しない」というシミュレーション結果が出ています。
ここで特に威力を発揮したのが、耐震面で弱点となる窓(開口部)を強化するYKK APの「フレームⅡ」です。1階のリビングと和室の2ヵ所に設置し、耐力壁に匹敵する能力を開口部に持たせ、大きな窓を諦めることなく耐震性も確保しています。
月3万円前後の売電で冬の分を貯蓄中
暖房は空気熱ヒートポンプによる床暖房で、給湯は灯油、調理用のレンジはプロパンガスを利用。屋根には太陽電池パネルを搭載し、売電も行っています。5月の入居から3ヵ月、「月々3万円前後は売電できています」とご主人。その分は冬の暖房用に貯蓄中だと笑います。「電気は太陽光でつくれるし、エネルギーの分散によって、災害などで使えないものが出てもあわてずに済みます」と新谷代表。この夏の猛暑も、2階に設置したエアコンの冷風をシーリングファンで拡散し、「ふわっとした涼しさで快適です」と話すご夫妻。”ちょっと未来の家“ で、2歳のお兄ちゃんも、生まれて間もない妹も、すくすく健やかに。心地よさに包まれて暮らすUさんご家族です。
Data
- 築年数:38年
- 種別・構造:木造2階建て
- 床面積:1階62.91㎡(減築1.89㎡)・2階59.94㎡(減築4.86㎡)
- 工期:約4ヵ月
- リフォーム費用:~2,000万円以上
- プランドゥリフォーム vol.33 掲載