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Vol.22なまらあずましい生活

夏の暑さが残る時期から除雪機の広告が入る北海道では、9月末にもなると旭岳の初冠雪がニュースになる。「2週間前までは網戸で寝ていたのに、もう冬かあ」短い...

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Vol.21なまらあずましい生活

未だに克服できない食べ物がいくつもあるわたしの小学生時代は典型的な偏食児童だった。 家庭訪問やPTAなど、母と担任教師が顔を合わせる機会があれば「好き嫌...

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Vol.20なまらあずましい生活

北海道を愛する道民は、ジンギスカンや石狩鍋のような道民食はもちろん大好きだけれど、北海道限定のお菓子や食品にも非常に弱い。やきそば弁当やコアップガ...

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Vol.19なまらあずましい生活

その昔、我が家の朝食といえばご飯に味噌汁、塩ザケや塩辛、きんぴらのような惣菜が定番だった。 塩ザケの替わりに、カレイの干物やタラやサンマの塩焼きのこ...

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Vol.18なまらあずましい生活

小樽駅を降りて左手にある三角市場。いまでは観光客が海産物やメロンなどの特産品を買い、ウニやイクラが盛られた海鮮丼を食べる人気観光スポットになってい...

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Vol.17なまらあずましい生活

漫画禁止の家で育ったわたしは、漫画といえば友人の家や理容室で読む程度だった。少女漫画にいたっては、姉に薦められた「ベルサイユのばら」と「エリート協...

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Vol.16なまらあずましい生活

札幌と言えば、道外からもたくさんの観光客が訪れる雪まつりが有名だけれど、初夏を彩る北海道神宮例祭=札幌まつりも庶民が楽しみにしている一大イベントだ...

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Vol.15なまらあずましい生活

昭和四十年代の我が家には、長男の仕事がいくつかあった。父親の靴の靴磨 きに、包丁研ぎ、柱時計のゼンマイ回し。蛍光灯や電球の取り替え……。 わたしが小学...

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Vol.14なまらあずましい生活

サッカーW杯が終わり、来年は日本でラグビーW杯。再来年は、いよいよ東京オリンピック。冬季五輪は札幌、長野と2回経験しているけれど、夏の五輪は1964年の...

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Vol.13なまらあずましい生活

北海道の玄関口、新千歳空港は、年中無休の北海道物産展。定番のお土産の菓子類はもちろん、海産物や農作物も盛りだくさん。全道から名物が集まってくる、マル...

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Vol.12なまらあずましい生活

小学四年のころだっただろうか。ある日、我が家に1メートルほどの丸太が、5本ほど運ばれてきた。当時、我が家の風呂は薪を焚いていたので、最初は薪にする...

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Vol.11なまらあずましい生活

寿司の町、小樽という土地柄もあってか我が家では年に何度か、手巻き寿司ではなく、「握り寿司の日」があった。 ネタの数はそれほど多いわけではない。マグロ...

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Vol.10なまらあずましい生活

物心ついたときから釣り竿を握っていたわたしは、小学校に上がってからは、ちょっとでも時間があると釣りに出かけた。海水浴シーズンなどは、まだ明るいうち...

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Vol.9なまらあずましい生活

いまでは北海道の郷土食の代表格に出世した「ちゃんちゃん焼き」。サケ料理のなかで道民が頻繁に食べているとも思えない料理なのだが、農林水産省の郷土料理...

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Vol.8なまらあずましい生活

昭和四十年代。わたしが暮らしていた小樽郊外の町・銭函には、絶滅危惧種に指定されているニホンザリガニが棲息する小川があり、エゾトミヨが泳ぐ川や水路があ...

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Vol.7なまらあずましい生活

幼少期に住んでいた国道5線沿いの家は2DK。とても慎ましい職業訓練校の教員住宅だったが、敷地だけは広く、大きな物置と石炭小屋のほかに畑や池もあった。...

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Vol.6なまらあずましい生活

街路樹の葉が色づくころになると、子供のころ、栗拾いをしたときの懐かしい記憶が蘇る。 わたしが暮らした小樽郊外には、庭に栗の木を植えている家もあれば、...

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Vol.5なまらあずましい生活

一昨年の夏、狭い庭の片隅に、小さ な苗を植えた。坪庭のような狭い庭は 花壇になっているのだが、かすかに空 いている犬走りのようなスペースに、 行者ニンニ...

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Vol.4なまらあずましい生活

映画「探偵はBARにいる」のロケ地になった「あいはら」という石狩鍋の店に行ったことがある。映画では「右翼のアジト」という設定で使われていたのだが、実...

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Vol.3なまらあずましい生活

以前、道東を旅した際、偶然、耳にした言葉をいまも覚えている。 それは「カラフトマスの遡上がはじまると、夏も終わりだと思うんだよなあ」という言葉だ。遡...

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