リフォーム・リノベーション専門雑誌「プランドゥリフォーム」に掲載中のコラムのウェブ版です。
ワンコ界の男の子と女の子の関係って?
親である飼い主の、男の子ワンコ・女の子ワンコへの接し方は?
人間界に近いものがあるのか、ないのか最近気になる…、とってもキニナル…。
我が家のワンコ友達にミニチュアピンシャーの兄妹(他人)がいる。
『タモ君』男の子3歳。パパと2人暮らしの元気で明るく、羨ましくらいよい子だ。
小さいときからパパに厳しくしつけされているのを見てきたので、「さすが男性のしつけはしっかりしているね」とワンコ仲間のママたちからは感嘆の声があがっていたほどだ。パパの言うことにはキチンと従う、他のワンコに吠えたりは決してせず、もちろん人には友好的な、まるで「犬のしつけ方」の本に登場できちゃうくらい凄いのだ。
「うちの子もしつけしてください!」とわがまま放題ワンコの親である私がお願いしたのは言うまでもない。
そんなタモ君一家に妹分のワンコがやってきた。名前は『姫ちゃん』。
きっと、タモ君のようによい子にしつけるのだろうと思いきや....
タモ君パパは姫ちゃんには、めっぽう甘い。
ミニチュアピンシャーといえば、耳や尻尾を小さいうちに切り、凛々しい姿になるのが普通だが、姫ちゃんは耳も尻尾もそのまんまの、あまり見たことのないミニチュアピンシャーちゃんなのだ。
タモ君パパに聞くと「女の子だからいいんや〜」と口元が緩む。
姫ちゃんは1歳を過ぎた今も『お座り』もできないが、天真爛漫な何も恐れない、誰にでも正面から向かって(突進して)愛想を振りまく天使のような女の子としてスクスクと成長中。
タモ君のときとは全然、違うんだね・・・タモ君パパ。
考えてみればワンコ同士でもそうだ。姫ちゃんが突進してお顔にお尻パンチを食らっても男の子ワンコたちは決して怒らない。ただ、じーーっと、されるがままに耐えている。我が家の気むずかしいお兄ちゃんワンコでさえ怒らないもの。
よく観察していると若い女の子ワンコには男の子ワンコたちは怒ったりいじめたりしない。そして、そんな環境のせいなのか、はたまた生まれ持った性分なのか、なぜだか女の子ワンコの方が圧倒的に強く逞しい。
人間社会もワンコ社会も、若い女の子はパワフルで逞しく元気。
そして、若い女の子は男性に(男の子ワンコに)優しくされる。
男ってやつは・・と、ふとボヤキタクモナル・・・。
作家・エッセイストの千石涼太郎さんのエッセイ
救急救命士で救急医療に従事したのち、カイロプラクティックを学び、開院した経緯をもつ院長が綴る健康コラム
犬との暮らしを綴ったほのぼのコラム
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